Beijing, China 22
December 2008
上海銀行のケーススタディ: 勘定系システムの更新
Core System Renewal at the Bank of Shanghai: A Case
Study
セレント発行レポート
中国の銀行の中でも先進的な上海銀行は、商品とサービスの差別化と顧客ごとの収益性向上に焦点をあてた積極的な成長戦略を追求しています。同行は業績目標を達成するため勘定系システムの変革プロジェクトを立ち上げ、中国の銀行としては初めて国際的な勘定系システムの導入に成功しました。
同行は様々な勘定系システムプロジェクトを検討した上で、リテール業務と法人業務の両方に「Temenos
T24」というシステムを導入することを決めました。同システムはヒューレット・ パッカードのサーバ「Superdome
9000シリーズ」を基盤とするオープンシステム上で動作します。同行の新たな勘定系システムは、既存アーキテクチャの大幅な変革を示すものです。システム設計における改善点として、①顧客主導のデータモデルの構築②統一プラットフォームで自国および外国通貨、法人およびリテール業務の両方に対応可能③勘定の統一化④チャネル管理の一元化⑤業務管理機能の強化⑥パラメータに基づくシステムの構築⑦バーゼルⅡや新会計基準への対応が改善―などが挙げられます。
セレントの最新レポート「上海銀行のケーススタディ:勘定系システムの更新」は、同行のプロジェクトのビジネスケースと主な成功要因を検証しています。同行の経営陣は世界クラスのソリューションを導入することに注力し、新しいソリューションを際限なくカスタマイズ化するのではなく、ソリューションに合わせて業務プロセスを変更することを選択しました。プロジェクト進行中の4年半の間に同行は急速な成長を遂げ、それが業務部門とプロジェクトチームの双方に課題をもたらしました。同行はプロジェクトの進捗に支障が出ないよう、両者間の摩擦を個別ケースごとに解決していきました。新システムの稼動にあたっては、顧客がシステム変更による影響を受けないよう最新の注意が払われました。
「次世代の勘定系システムでは商品とサービスのサポート機能が強化されています。上海銀行では、現在様々な業務が新たなプラットフォーム上で処理されています。このプラットフォームは国際基準に対応しているため、業務の効率性や商品・サービスの質が大幅に向上しました」とセレントのアナリストでレポートを執筆したホワ・ヂャンは述べています。
本レポートは4表と8図を含む34ページで構成されています。レポートの目次はオンラインでご覧になれます。
|