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2010年 世界の勘定系システムベンダーランキング

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2010/05/24

Abstract


勘定系システムは金融機関の中核を形成するものです。銀行にとって、業務処理、生産性、収益性を向上するためには専門システムの導入が不可欠です。

勘定系システム変革の波は新興国にまで波及し、銀行は最新の勘定系ソリューションがもたらすメリットに注目しています。ソリューションベンダーの多くは20年前から勘定系システムに対するニーズの高まりを見越し、銀行のニーズに合ったソリューションの開発とカスタマイズ化を進めてきました。

セレントの最新レポート「2010年世界の勘定系システムベンダーランキング」は2008年10月1日から2009年9月30日までの1年間における勘定系システムの導入案件を詳しく調査しました。この期間にベンダーが獲得した勘定系システムの成約案件を得点化し、これらのベンダーをランク付けしました。セレントの「勘定系メジャーリーグ表」は、成約案件の数ではなくその金額に基づいて勘定系システムベンダーの実績を評価するものです。

出典:セレント

「勘定系システムの成約案件は経済危機の影響から脱するにつれて増加しており、特にアジア太平洋地域、欧州および中東諸国がその牽引役となっています。金融機関による国際的な業務展開や銀行の商品・サービスに対するニーズの変化は、勘定系システムベンダーに新たなビジネスチャンスをもたらしています」とセレントのアナリストでレポートの共同執筆者であるラジェシュ M Rは述べています。

「単にベンダーの売上高を比較したリストでは、取引先銀行の規模や実装範囲が考慮されていません。預かり資産20億ドルの銀行20行にソリューションを導入してもらうのと、同5,000万ドルの銀行20行に導入してもらうのとでは全く意味が異なります。セレントの「勘定系メジャーリーグ表」では、こうした複雑な要因反映されています」とセレント銀行グループのシニアバイスプレジデントでレポートを共同執筆したバート・ナーターは述べています。

本レポートは39図と3表を含む54ページで構成されています。