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世界の金融業界のIT投資動向

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2011/01/26

Abstract



2011年の世界の金融機関よるIT投資額は、前年比3.7%増の3,638億米ドル(約29.6兆円)に達するとみられています。投資額の伸び率が2.5%にとどまった2010年に比べると、大幅な改善となる見通しです。世界の多くの地域で伸び率は上昇に転じており、IT製品およびサービスへの投資額は2013年には3,930億米ドル(約32兆円)に増加する(2011〜2013年の年平均伸び率は3.9%)と予想されます。

セレントの最新レポート「世界の金融業界のIT投資動向」は、IT投資のトレンドについて業界別(銀行、保険、証券)および 地域別(北米、欧州、アジア太平洋、中南米、アフリカ)に分析しています。レポートでは、金融機関によるIT投資の方向性を比較・対比することに最大の焦点を当てています。

欧州および北米の金融機関のIT投資額は、現在ほぼ同水準にあります。世界の金融機関によるIT投資総額に占める割合は北米が34.2%、欧州は33.6%となっています。また、アジア太平洋が26.4%、中南米とアフリカが残りの5.8%をそれぞれ占めています。

地域別にみて、IT投資額が最も急速に伸びているのはアジア太平洋地域の金融機関で、2011年の伸び率は6.2%、2011〜2013年の年平均伸び率も6.2%と予想されています。この地域では今後も投資額の拡大が続き、2013年には地域全体で1,082億米ドル(約8.8兆円)に達するとみられています。一方、北米は2012年まで投資額の伸びが見込まれるのに対し、欧州は伸び悩む見通しです。中南米とアフリカの伸び率はやや低めの3.7%、2011年の投資額は212億米ドル(約1.7兆円)が見込まれています。

「ほとんどの地域で投資額の伸び率は上昇に転じています。まだ安心はできないとはいえ、回復基調に入ったことは明るい材料といえます。欧州の金融機関はなお危機に直面しており、2011年も多くの課題が残るでしょう。ただし、全体的には投資額の拡大が見込まれており、好調なトレンドを示唆しています」と、セレント銀行グループのシニアアナリストでレポートの共同執筆者であるジェイコブ・イエーガーは述べています

このレポートは45図22表を含む96ページで構成されています。

注)ドルから日本円への換算レートは、2010年12月31日の仲値(三菱東京UFJ銀行公表による)を参照。