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中小企業向けバンキングのハイテク化のカギ:オンラインチャネルのアップグレード

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2007/02/26

Abstract


現在、中小企業向けオンラインバンキングが急速に拡大しています。

中小企業向けオンラインバンキングは1990年以降断続的なブームを繰り返してきましたが、最近ではようやく定着し、個人向けオンラインバンキングに見劣りしないほど普及が拡がっています。先進的な銀行ではシステムの改良を重ね、既に50%を超える利用率を達成しています。このように、オンラインチャネルは、コストを増やすことなく中小企業向けサービスを強化するためのツールとして価値が認められるようになり、中小企業にとってはオンラインチャネルが財務のライフラインとなりつつあります。

中小企業にとって「ハイタッチ(人的コンタクト)」は引き続き重要な意味を持つと思われますが(多くのの銀行は、中小企業顧客の80%以上は少なくとも週一回は来店すると言っている)、これらの企業が「ハイテク」を重視する傾向も強まっており、銀行のオンラインバンキングシステムの機能や利便性を見極めた上で取引銀行を決定する中小企業も増えています。

ここ5年の間に中小企業向けオンラインバンキングは著しく進化し、特にその利便性が向上しています。セレントの最新レポート「中小企業向けバンキングのハイテク化のカギ:オンラインチャネルのアップグレード」は、中小企業向けオンラインバンキング・ソリューションの新規購入またはアップグレードを検討している(あらゆる規模の)銀行に向けて、検討の対象となるソリューションを幅広く比較しています。

セレントは、ベンダー9社が提供するオンライン・キャッシュマネジメント・ソリューション(これらの製品の大部分には「キャッシュマネジメント」という言葉が使われており、大小様々な規模の企業を対象にしている)について比較調査しました。具体的なベンダー(製品名)は、Corillian (Small Business Banking)、Digital Insight (Business and Corporate Banking)、Financial Fusion (Corporate Banking Solution)、Fiserv BANKLINK (iLINK)、Fiserv ITI (PremierEcorp)、Fundtech (CASHplus)、Metavante (Business Internet Banking)、Open Solutions (e-Commerce Banker: Business Suite)、ACI Worldwide (Enterprise Banker; formerly P&H)、S1 (Business Banking and Postilion Business Internet Banking)の9社です。「機能の幅」のカテゴリーではこれら9社のベンダーを、中小企業向けバンキングの市場リーダーで独自のオンラインプラットフォーム「Business Online Banking」を持つウェルズ・ファーゴと比較しています。

「中小企業向けオンラインバンキング市場では、様々な金融機関をターゲットに多くのベンダーが競争を繰り広げています。そのうち一部のベンダーは、先進的なテクノロジー、優れた機能、利便性、そしてサービスを有効に組み合わせた製品を複数の金融機関に提供することに成功し、ベンダー群からリードした先頭集団を形成しています」と、セレント銀行プラクティスのマネージング・ディレクターで本レポートの共同執筆者であるアレンカ・グリリッシュは述べています。

”銀行はこれまで、中小企業顧客には個人向けと企業向けのいずれのオンラインバンキングがふさわしいか悩んできました。「銀行は、中小企業のニーズに合ったサービスを提供することに狙いを絞るべきでしょう」 と、シニアアナリストでレポートの共同執筆者のジェイコブ・イエーガーは述べています。「その結果、2007年には中小企業向けオンラインバンキング・ソリューションへの投資額が2億5,700万ドル(約31億2800万円)に拡大するとみられます。」

本レポートは19図と26表を含む全64ページで構成されています。

注)ユーロから日本円への換算レートは、2007年1月31日の仲値(東京三菱銀行公表による)を参照。