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機関投資家向けFX市場:変化するビジネスモデルと進化する市場構造

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2012/10/01

Abstract


機関投資家向けFX市場では、抜本的な変化が起こりつつあります。経済危機を機に貿易や為替取引のパターンが変化し、FX取引量は6年ぶりに伸び悩んでいます。ここ10年でFX取引は劇的に拡大し、取引の電子化が飛躍的に進みましたが、業界は新たな段階を迎えています。

セレントの最新レポート「機関投資家向けFX市場:変化するビジネスモデルと進化する市場構造」はFXプラットフォームの新規投入を促す要因に焦点を当て、最近この分野への参入障壁が低下したことでいかに市場競争が加速したかを分析しています。市場に参入する際の障壁と、市場で成功するための障壁は全く別のものです。そこでレポートでは、新規プラットフォームが変化の激しい市場でいかに勝ち残るか、そして既存プラットフォームが熾烈化する競争にいかに対応しているかを分析しています。

ドッド・フランク法により一部のFX取引はスワップ執行ファシリティ(SEF)を通じて行うことが義務付けられ、FXデリバティブの清算をめぐる規制強化が進んでいます。一方、欧州では組織化された取引施設(OTF:organized trading facility)への移行が進みつつあります。この結果、FX取引のワークフローと市場構造は恒久的に変わるとみられています。ベンダーや銀行は、こうした変化に対応するための準備に取り組んでいます。

「プラットフォームの開発・保守コストはここ7年間で80%も低下し、今も減少傾向が続いています。ウェブテクノロジー、ハードウェアおよびインフラのクラウドサービスの開発に加え、ディーラー向けプラットフォームに特化するベンダーが登場したことで、中小の銀行や独立系金融機関にとっても参入障壁は低くなっています。しかし、収益性や成功の可否とは、全く別の問題といえるでしょう」と、セレントのアナリストでレポートを執筆したスリークリシュナ・サンカー は述べています。

レポートでは、この分野におけるビジネスモデルやテクノロジー製品の進化について、規制改正や取引量の伸び悩みといった現状に基づいて、分析しています。また、取引量がプラットフォームに及ぼす影響を調査し、これがプラットフォーム間の競争にどのような影響を与えるかを検証しています。クロスアセット取引や高頻度取引(HFT)の動向に合わせて、様々な市場参加者の取引執行パターンは変化してきました。さらに、シングルディーラーおよびマルチディーラー・プラットフォームを分析し、スポット、先物、スワップ、オプションといった多様なFX商品のトレンドを明らかにしています。

注:「FX」は日本では外国為替証拠金取引を指すことが多いですが、このレポートでの「FX」はForeign Exchange全体を指しています。

本レポートは36p、22図と4表から構成されています。