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勘定系システムを移行する理由は?:再検証 【全訳版】

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2014/12/16

Abstract

(このレポートは2014年12月16日に"Why Change Cores? Reassessing the Drivers of Core System Renewal" というタイトルで英文で発表されましたが、全訳版を2015年7月9日に発行しました。 )
※ダウンロード: レポート(日本語)=全訳版PDF、(英語)=原文レポートPDF

勘定系システムのテクノロジーが現在の形になってから20年が経過し、レガシー勘定系システムの全面刷新の予想があちこちで聞かれるようになってから10年は経過しています。セレントは、銀行システムの大変革は目前であるとのレポートを2011年に発行しましたが、本レポートではその各ステップを改めて検証しています。また、勘定系システムの刷新を、一時的な現象というよりはむしろ継続的・反復的に行われるプロセスとして捉えています。

本レポートでは勘定系システムの刷新を促す具体的な要因について考察するとともに、全面刷新が予言されて10年が経過したにもかかわらず、現在の大規模かつ複雑な勘定系システムが手付かずで取り残されている状況を検証します。

作家のマーク・トウェインが1897年に自身の死亡についての誤報が流れた際「私が死んだという報道は誇張である」とロンドンで発表したのは有名な話ですが、数多くのレポートで見られた「レガシー勘定系システムは近々終焉する」という見解もまた誇張だったと言えるでしょう。本レポートでは、2011年発行のセレントレポートでの各ステップを再度検証し、このパラドックスを解明します。また、2011年版レポートでは勘定系システム刷新を促進する要因としてビジネス、テクノロジー、インテグレーションに関する問題を取り上げましたが、本レポートではそれらの問題に対する最新の見解を示します。

「勘定系システムの刷新に関する問題を検討するにあたって、我々は着目すべきポイントを変える必要があります。ほとんどの主要銀行は勘定系システムの刷新プロジェクトを推進するにあたってビッグバン方式を採用していないという事実を踏まえると、『いつ』勘定系システムの変革が始まるのかではなく、『どのような形』で行われるのかが論点と言えるでしょう。」と、セレントバンキングプラクティスのシニアアナリストで、レポートを執筆したジェームス・オニールは述べています。

このレポートでは、絶え間なく変わり続けるビジネス、テクノロジー、インテグレーションの課題や可能性に対して勘定系システムがどのように適応してきたのか、また、将来どのような状況になれば、現在細々と進められている勘定系システムの刷新が大きな変革の波に変わるのかについて考察しています。