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2015年 欧州債券市場:改正金融商品市場指令(MiFID)準拠への短くとも険しい道

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2015/09/27

Abstract


欧州の現物債券の流通市場における2015年の取引高は前年比で2.3%減少したとみられ、昨年以降は市況が驚くほど変化していると考えられます。

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 欧州の債券市場は2015年に入ってどのように進化しているか?

2

2015年以降、欧州における国債市場の主要トレンドは?
3

2015年以降、欧州における国債以外の市場の主要トレンドは?


国債市場のインターディーラーブローカー(IDB)取引ではMTSとBrokerTec. が、対顧客(D2C)取引ではTradewebとブルームバーグがなお圧倒的なシェアを維持しています。国債以外のD2C取引は飛躍的に拡大しており、取引の電子化も徐々に進んでいますが、セールス向けシステムの進化に伴い電話取引も増加しています。国債以外のIDB取引は横ばいながら、市場シェアには大きな変化がみられます。欧州・中東・アフリカの新興市場は、D2Cの電子取引プラットフォームにとってなお魅力的といえるでしょう。

「国債以外の債券市場は流動性の低さという課題を抱えており、バイサイドとセルサイドの双方とも2015年も引き続きこの問題の克服に全力を傾けています。そうした中、独創的なプロトコルを打ち出して市場シェアを伸ばす動きも見られます。注目すべきは、ここにきてティア2およびティア3の銀行がグローバル対応の電子取引能力を構築し、シェア拡大を続けていることです。背景には、バイサイドの大手プレーヤーが発注先をより多くのセルサイドの金融機関に振り向けていることがあります」とセレント証券プラクティスのシニアアナリストでレポートを執筆したジョセフィン・ドゥ・シャズルネは述べています。

本レポートは「2014年 欧州債券市場:電子取引の逆襲」の内容をアップデートしたものです。国債市場およびそれ以外の債券市場の概要と動向を明らかにし、両市場における平均日次取引高を推計しています。また、これらの市場の進化の状況を概説し、特にIBDとD2Cの分野における電子取引のシェアに注目しています。最後に、取引執行に使われる様々な取引プラットフォームの競争上のポジションについて個別に説明しています。