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日本の証券業界におけるレガシー・モダナイゼーション パート2:証券業界への提言【日本語】

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2017/02/20

Abstract

セレントは2015年春、日本の金融業界を対象にレガシー・モダナイゼーション・サーベイを実施しました。本レポートは分析の対象を証券業界に絞り、パート1で分析した現代化の現状に基づき、本パート2では、対処策と証券業界への提言を述べます。

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 日本の証券業界における、レガシーシステムの現代化はどの段階にあるか?

2

証券会社にとって、現代化とは何か?それは何故か?
3

証券会社は、どのようにして現代化を進めるべきか?


度 重なる事業統合や新チャネルの拡大、制度改正や取引所や決済、清算機関との接続形態の変更は、証券会社の基幹システムに様々なしわ寄せを与えました。この 間も、周辺システムは頻繁に統合や置換を続け、新たな基幹システムが構築され、既存のプロセスはレガシーシステムに放置されてきました。様々なシステム統 合の手法が選択されましたが、結果的に極めて煩雑なユーザビリティやビジネスプロセスは残したままで、証券会社の基幹システムはビジネスの要請に基づく拡 張を続けてきました。

今回のサーベイで、証券会社に、レガシー現代化によって何を期待するかを問うたところ、業務の敏捷性、ITコストの削減が筆頭に挙げられました。

「証 券サービスのバリューチェーンには、自社で独占的に担うべき高付加価値な領域と、他社との協業により徹底的なコストダウンを志向すべき領域が混在します。 規模の経済、範囲の経済を徹底して検討するならば、自社のコストセンターは、他社との共有により新たなプロフィットセンターとして、業界インフラを担う可 能性があります。そうした検討と実施後の運用において、ビックデータのアナリティクスと、全てのプロセスの自動化は要となるでしょう」とアジア金融サービ スグループのシニア・アナリスト柳川英一郎は述べています。

本レポートは38p、20図で構成されています。