2022年 生命保険の新規契約引受システム：EMEA、LATAM、APAC編

COVID-19のマクロ経済環境においては、低金利と債券投資への依存により利益が減少し、生命保険会社は商品オファリングとビジネスプロセスの再考を迫られた。更に、予期せぬ健康不安や年金額の減少、世界的なパンデミックがもたらす不安などに直面する消費者のニーズへの対応も迫られた。

生命保険業界では、販売、オペレーティングモデル、商品においていくつかの大胆な変革が行われたが、保険会社はさらなる変革を必要としている。変革の1つの領域は、営業コストの削減と顧客体験の向上を目的とした新規契約引受プロセスの自動化とデジタル化である。保険会社は、コストの削減、マージンの改善を期待して新規契約/ 引受システムを購入している。これらは、世界的な不況が出現した場合に特に重要な目標である。

本レポートは、新規契約自動引受システム（NBUWシステム）に関する2022年セレントレポートシリーズの第2弾である。本レポートでは、北米市場に続き、他の3地域 (EMEA, LATAM, APAC) の生命保険会社が利用可能なNBUWシステムを紹介している。COVID-19パンデミックの後、保険会社は引受プロセスを再検討しており、本レポートは極めてタイムリーなものであると思われる。

本レポートは、保険会社が新規契約引受テクノロジー戦略を練り直し、必要に応じて適切なベンダーのリストを作成し、評価する際に役立つはずである。セレントは、NBUWシステムを更に深く検索し理解するために、VendorMatchの利用も推奨している。

本レポートでは、EMEA、LATAM、APACの新規契約・引受業務で使用または販売されている15のシステムを紹介している。本レポートでは、メキシコとカリブ海諸国をLATAMとみなしている。